痴漢電車人妻・ハイミス・熟女篇

新東宝

2011.11.28

このドラマは三つの話から構成されている。若い予備校生が女に痴漢されたが、女のヒモが彼に因縁をつけて金を奪った。彼の父は妻と別居中だが再婚するという。その相手は…？父親と二人暮しの婚期遅れた女が電車の中で痴漢をしたが相手はホモだった。彼のホモの相手は意外にも…。レズの相手が男に関心を持ち始めたので、引き止めるためにチンピラを使って男嫌いにさせようとしたが…。 ※本編顔出し

作品情報

シチュエーション	電車
ターゲット	人妻熟女
見た目
服装
女優
メーカー	新東宝
シリーズ	痴漢電車（新東宝）
収録時間	52分

終電間近の静かな電車の中、車両はほぼ無人だった。揺れる車体の音が響き、薄明かりの中で一人の中年女性が立っていた。彼女の名前は洋子、36歳の人妻であり、仕事帰りにいつも同じ電車に乗る習慣があった。今日は仕事が少し遅くなり、普段の時間を過ぎての帰路だった。電車は車両を進むにつれて徐々に人が増えてきた。疲れた顔の乗客たちがどこか無気力に座り、時折スマートフォンの画面を覗く中、洋子もまた同じようにスマートフォンを手に取った。しかし、ふと気がつくと、隣に立つ見知らぬ男の視線が自分に注がれていることに気づいた。男は40代前半に見える、スーツ姿で少し髪が薄くなりつつある。その顔には疲れが見え隠れしながらも、洋子をじっと見つめていた。目が合った瞬間、洋子は思わず目を逸らした。そんな時、車両が急に揺れ、彼女は無意識に男の方に身体が傾いた。彼は静かに洋子の腕に触れてきた。「すみません、揺れましたね」と笑顔を浮かべながら言ったが、その声には何か不快さが染み付いていた。しかし、洋子はその瞬間のやり取りを気にしないようにした。立ち位置を変えようと一歩横に移動すると、彼もそれに合わせて動いた。まるで彼女の行動を予測しているかのように。やがて、他の乗客が降りると、車両はさらに空いていった。洋子は不安を感じ始めた。男は一向に離れる気配を見せず、遂には彼女の背後にぴったりと張り付くような距離感になった。振り返った瞬間、彼の目が一瞬光った気がした。心の奥に不安が芽生える中、どこか冷静を装っていた洋子は、汽笛の音や揺れに紛れて違和感が大きくなるのを感じていた。その時、男が一瞬洋子の腰に手を回す。驚きと恐怖で足がすくみ、彼の存在が急に巨大なものに感じられた。暗い車両の中で、彼の手が洋子の身体を貪るように這い寄っていく。彼女は心の中で助けを呼び続けたが、それを口に出す勇気はなかった。目の前に広がる現実は、彼女の思い描いていた日常とはかけ離れていた。もう逃げられない、誰に助けを求めることもできない。彼女はただ、その手の動きがどこまで行くのかを見つめるしかなかった。電車は次第に速度を落とし、次の駅が近づいてくるが、洋子の心に淡い希望は完全に消えてしまっていた。