小心者の僕が勇気を振り絞って痴漢したら、とんでもない痴女に出会ったんだ。

OFFICE K'S

2019.09.01

どのくらい経ったか…。電車が揺れて、鞄を持った手の人差し指が女子校生の尻に食い込んでいきました。バレると思って手を引きましたが、彼女はよける様子もなく、軽く眼を閉じて口は半開き…。ドン引きした僕はその場から逃げ出そうとしましたが、その子は顔を寄せ、こう言ったのです『そのまま続けて…』小心者の僕が勇気を振り絞って痴漢したら、とんでもない痴女に出会ったんだ…。（ステイゴールド）

作品情報

シチュエーション	電車
ターゲット	女子校生
見た目
服装
女優	NIMO 松山あやめ
メーカー	OFFICE K'S
シリーズ	小心者の僕が勇気を振り絞って
収録時間	105分

松山あやめは、朝の通勤ラッシュの時間帯に乗った電車の中で、思わず息を呑んだ。両脇にはたくさんの人が押し寄せている。彼女は女子校生で、友人たちと一緒に通学することが多いが、この日は家を早く出たため、ひとりでの乗車だった。電車は満員で、彼女は吊り革につかまるしかなかった。液晶画面を通して流れる広告や、周囲の人々のひそひそ話に耳を傾けることなく、あやめは自分の降りる駅を考えていた。だが、その瞬間、はっきりと感じた背中の不自然な圧迫感に気づく。思わず振り返ったが、そこにいたのは、目を閉じているのかうつむいたままの男性だった。彼の顔は見えなかったが、瞬間的にこの状況に違和感を覚えた。電車が揺れるたび、彼女の体はその男性に寄り添うように押し寄せる。最初は体の接触だけだった。しかし、次第にその男性の手が自分の腕、そして腿へと無遠慮に伸びてくるのに気づいた。態度がどんどん大胆になっていくその様子に、あやめは心臓がバクバク鳴り始めた。まさか、これが悪名高き痴漢の手口なのか—。「あ、あの…」そう声をかけると、その男性は自然と手を引っ込める。しかし、彼はすぐにまた近づいてきた。あやめは恐怖と困惑で混乱状態になっていた。「気のせいだ、気のせいだ」と、自分に言い聞かせながら、すぐにそのまま無視してしまおうとしたが、その思惑は彼には通じなかった。再び彼の手は、抵抗すれば逆に仕返しをされるかもしれないという恐れから、あやめの腿を優しく、しかし確実に触れ始めた。その瞬間、彼女の身体が硬直した。周囲の人々が気付かないふりをする中、彼女は何もできないでいた。声を出そうにも、喉が詰まったように思える。電車が各駅に停まるたび、人々は出入りするが、あやめの心の中には孤独が染み込んでいく。降りる駅が近づいてきても、その瞬間が来るまで何もできなかった。彼女の頭の中には、過去の出来事が再生され、目の前の現実が虚ろな夢の中の出来事のように思えた。嫌な記憶が蘇る—、そうだ、誰も助けてはくれない。ただ、不快な触れ合いが続く中、彼女はどんどんと心が沈んでいく。そして、突然、その男性が彼女の耳元に何か囁いた。その言葉は、あまりにも生々しく、彼女の心を締め付けた。彼女は悲鳴を上げたくてたまらなかったが、絶望的な恐怖に押しつぶされ、行動を起こすことすらできない。この駅での降車も、自由は彼女の手の届かないものであるかのように感じられた。電車が停止し、ドアが開く。周りの人々が彼女の避けようとする視線の中、彼女は一歩を踏み出したら、その後ろから手が伸びてきた。彼女は振り返ることもできず、ただ、心の中で次第に惑いいが広がっていくのを感じていた。電車内の無情な余韻を捨てきれぬまま、自動的に外の世界に放り出されてしまったのだった。