NATURALHIGH ワケあり痴漢集

NATURALHIGH

2012.04.08

DANDYの人気タイトル「ワケあり仕事集」をナチュ流にした、ナチュ×DANDYの看板タイトル交換SPECIAL第2弾！ナチュの『仕事』＝『痴漢』ということで、「動物園」や「大型客船」といった場所や「授業参観中」や「息子の目の前」などのシチュエーションといった、1点もの、レアものなどのワケあり痴漢を全編撮り下ろしのオムニバス11作品お届け！

作品情報

シチュエーション	バス
ターゲット
見た目
服装
女優
メーカー	NATURALHIGH
シリーズ	ワケあり痴漢集
収録時間	480分

混雑したバスの中、涼子は立って揺れに身を任せていた。通勤時間帯のこのバスは、いつも以上にぎゅうぎゅう詰めで、人々は互いに寄り添うようにしていた。そんな中、涼子は周囲の視線を感じながらも、自分のスマートフォンに目を落とし、メールの確認をしていた。不意に、背後から誰かが押し寄せてくる感覚がした。立っている場所を確保するために、無意識に前に体を寄せる。その瞬間、彼女の背中に感じた温もり——それは意図的に近づいてくる存在だった。彼はかすかに体を寄せ、涼子の肩に自分の体を押し付けていた。初めはただの混雑だと思った涼子だったが、彼の手が徐々に彼女の腰に触れてきたことを察知し、嫌な予感が胸を締めつける。どうにかしてその場を離れたかったが、周りの人々もぎゅうぎゅう詰めで、動くことすら難しい状況だった。彼女は視線を反らし、心を無にしようとした。その瞬間、彼の手が涼子のスカートの縁を掴むように滑り込んできた。恐怖と怒りが同時に彼女を襲い、涼子は申し訳なく思いながらも、何もできない自分に無力感を感じた。周囲の人々は誰も彼女の異変に気づくことはなく、皆それぞれの考え事に耽っている。涼子は思わず肩をすくめ、その体を少し捻った。警戒心を強め、勇気を振り絞って声を上げたいと思ったが、口が動かない。周囲のノイズがさらなる妨げとなり、彼女の心臓は早鐘のように打ち続けていた。彼の手はさらに大胆になり、涼子の太ももにまで到達した。彼女はその時点で、逃げることも、他の乗客に助けを求めることもできない状況にいることを悟った。バスは急ブレーキをかけ、乗客たちは前に倒れるような格好になり、さらに彼の体が彼女の上に乗りかかる。涼子はその瞬間、周囲が完全に夢から覚めたかのように自分の存在を忘れているのではないかと感じた。助けを求めても誰も振り向かない。彼女は混乱し、心のどこかで諦めが入り混じり始め、自らを防ぐ術を失った。次の停留所で人々が降りていく様子を、彼女はぼんやりと眺めながら、おかしいほどの孤独を感じ取っていた。痴漢の手はそのまま涼子の体を掴み続け、彼女は完全に無防備なままで、自分の力の無さを痛感するのだった。次の瞬間、バスが大きく揺れた。もうすぐ目的地、本来ならば開放感に包まれる瞬間なのに、彼女はそのフラストレーションと恐怖を飲み込みながら、ただ時が過ぎ去るのを待っていた。彼が見せる冷淡な視線が、涼子の絶望的な状況をさらに際立たせていた。