誘惑～終電の章～

DISCOVERY

2007.04.06

学年主任の恭本真咲に弱味を握られ彼女の命令に従い、教え子達を凌辱することになってしまった臨時教師の綾部博之。そしてその命令は博之に好意を持っている染井桜にまで及ぶことに…。満員電車の中で桜の身体を弄り痴漢行為をしてしまう博之。しかし、そのことに後悔をし茫然自失になっていた博之は運の悪いことに交通事故に遭ってしまうのだった。真咲が博之を利用し、女生徒たちを凌辱させた理由とは！？そして博之と桜の運命は……！？

作品情報

シチュエーション	電車
ターゲット
見た目
服装
女優
メーカー	DISCOVERY
シリーズ	誘惑（ディスカバリー）
収録時間	29分

電車の中は、朝の通勤ラッシュで混み合っていた。揺れる車両の中、道子はつり革を握りしめ、窓の外の景色をぼんやりと眺めていた。疲れた表情の乗客たちと、様々な思考が交錯する中で、彼女は自分の心の中で今後の仕事のことを考えていた。ドアの近くに立つ一人の男性が、ふと道子の方に視線を向ける。その瞬間、道子は不快な予感を覚えた。彼の目が彼女をじっと見つめているのが分かったからだ。電車が揺れるたびに、彼はすり寄るように位置を変えてくる。まるで道子の居場所を探るかのように。次の駅で乗客が増え、道子はより近づかれる。彼の身体が彼女の背中に触れ、息がかかる。何をされるのか分からない恐怖と怒りが交錯した。その瞬間、彼はさりげなく体を寄せ、道子の身体を押しつけてくる。彼女の腕に触れるように、彼の手が動き出す。道子は心の中で叫んだ。周囲には多くの人がいるのに、誰一人として助けてはくれない。狭い車両の中で、彼の手が無遠慮に、彼女の腰を滑っていく。心臓が高鳴り、全身が硬くなる。誤解を恐れずに言えば、彼の行為は上手く隠されているようにも思えた。もっとも近くにいる乗客は、彼女の目からは老人に見えた。その老人は特に何も気にせず、スマートフォンに夢中になっているにも関わらず、道子の内心の苦痛には無関心だった。彼女は支えを求めるように周囲を見回したが、誰も目を合わせようとはしない。男の手がさらに自由に動き、道子は自分が何をしても、状況が変わらないことに絶望する。周囲の音が次第に遠のき、彼の存在だけが彼女の世界の中心に感じられる。目が合った瞬間、彼はにやりと笑みを浮かべた。何か得意げな雰囲気を漂わせ、彼が何を狙っているか分かった瞬間、道子は恐怖に身を震わせた。どんなに逃げても、彼の手は逃れられない一体感を持って迫ってくる。道子は最悪の状況に向かって進んでいることを感じつつも、どこか冷静さを保とうとした。この状況から逃れる方法はないのか、周囲の目を気にしつつ、心の中では必死に叫び続けていた。自分の体を守るためだけに、次の行動を決断しなければならなかった。しかし、最後には、何もできないまま、彼に身を任せてしまった。そして、その瞬間、彼女の存在は周囲の人々には完全に無視された…。